映画

  • 2019.02.03 Sunday
  • 18:46

 インフルエンザ大流行。いつも流行の波に乗れない私は、今回も流行に乗れずに、やはり元気です。いいことです。

 やっとこさ雪が降り始めました。良かった。寒いだけじゃダメです、雪が降って初めて冬です。雪かきや子供の送り迎えをはじめとして、何かと骨折りが多くなりますが、それでも何回かは雪が降る冬がいいものです。冷たい風と雪が舞う中を散歩すれば昨日あった厭な事も薄れていきます。剃りあげた頭部の「うんざり熱」が冷めていきます。OK、もう大丈夫、リセット完了。

 

 

                

 

                

 

 

 さて暇だから映画でも見るか。最近も良い事無いから「気分が軽くなる」映画が良いな。じゃレンタルか。金を払ってまで借りたくなるDVDは見当たらず。ダウンロードは嫌いだし。では個人所有、私のDVDコレクションの中から選択します。これ。「Friday」。

 

              

 

 ラッパーのアイス・キューブが製作と主演、共演がクリス・タッカー。この映画は何でなのか判らないうちに「気分が軽くなる」のです。ラッパー関係の映画はハードな内容になりがちです。やたら人が殺されたり、成り上がりの美徳をさらに誇張したり、マッチョな「俺様感」がてんこ盛りだったりします。しかしこの映画は違います。アイス・キューブいわく「セントラルサウスのひどい面ではなくて楽しい面のほうを描いた」というだけあって、脱力感溢れるおかしな時間が過ぎていきます。最初のシーンからラストシーンまで、ほぼ九割方、アイス・キューブ演じる主人公の家の玄関先だけで話が進みます。「ヒマなうえにツイてない」アイス・キューブと「ヒマでブラブラしている」クリス・タッカーの二人が交わす会話が映画の主たる見せ場なのです。そこに時々、親や友人、牧師やイケナイモノを売る人、近所の人やガールフレンド、その他の人々がふらっと通りがかりに絡んでいくだけなのです。派手な「爆発」や「殺害」、「サスペンス」や「裏切り」等々の要素はゼロ。奇想天外な展開も無し。とにかく「変な間合い」でありながら「丁々発止」の会話が進みます。どことなく間抜けで、どことなく「暇な時ってこんな感じだよな」と思わせる会話が続くコメディー映画なのです。お国は違うし文化的なものも私とは縁遠い境遇ですが、見ているとなぜか「クスッ」と笑います。「軽くなる」。カリフォルニアの晴天具合とBGMで流れているRAPやFUNKが成す色合いも印象的です。日本には無い空の色です。

 特におかしいのがクリス・タッカー演じるセコいマリファナの売人「スモーキー」です。アイス・キューブ演じる「クレイグ」に対して「せっかくの金曜日に仕事も無ければやる事も無い。よぉ、クレイグ、煙吸えよ」で映画が始まります。強そうな奴には頭が上がらず、女子供には威張り散らし、ヒスパニック系の不良には差別的発言をしまくり、近所の変人女性に「車を貸してよ」と言われれば「砂糖とケチャップまでしか貸さない」。きれいな女性が通りかかれば卑猥な言葉で口説きまくる。クレイグに対して「お前んちにはいつも砂糖が無い」と怒り散らし、挙句の果てには売り物のマリファナを自分で吸ってしまい、元締めに「殺すぞ」と言われれば「クレイグのために吸った」と言い訳して友人まで危険に巻き込みます。そのためにこの映画唯一の銃声がする場面を招いてしまうのですが、それに対しても「怖い、怖い」と震えながらクレイグに抱きつく始末です。あまりに最低すぎる言動と、常人には出来ない(しない)独特の動きが、なぜか憎めないキャラクターを醸し出します(クリス・タッカーはほかの映画にも結構出ていますが大体そんな感じの独特の動きです)。この映画の終わりあたりはアイス・キューブが結構イイ感じで締めるのですが、そこで安心してハッピーエンドに浸っていると、ラスト1分にスモーキーが出てきてやはり笑ってしまう最低な言動をします。

 

 私はこの映画をレンタル「ビデオ」で何回も見ました。気に入ったので、所有したくなって、少し前にDVDを購入しました。そのDVDには日本語字幕無し。探したけれど日本語字幕入り「Friday」DVDは見当たらず。仕方ない。しかし何回もヘビーローテーションで見ていたので、字幕が無くとも何とか「判ります」。むしろ字幕が無いので余分なところに目移りせずに「場面」を見られました。何回も見ていたくせに初めて気づいた事もありました。露出度高めかつハデハデ服装ドレッドヘアーなクレイグの彼女が、クレイグに対して、「あんた他の女と映画に行ったでしょう、浮気は許さない」と電話で責め立てる場面があるのですが、よく見ると、その彼女の横に半裸の男が寝ているのです。今まで気づかなかった。「クスッ」としました。こんなんはどこの国でも、カリフォルニアでもグンマでもあるんですね。

 

 ギャングスタラッパーのアイスキューブが「イイ奴」を演じているし、クリス・タッカーは面白いし、「気分が軽くなる」し、ぜひ見てみてください。英語が堪能な人はDVD購入してみてください。スラングがかなり多いでしょうが、まぁ、雰囲気で笑えます。

 

 映画はいいですね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラー。

日曜洋画劇場のマネです。スイマセン。

 

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