なつかしみ

  • 2019.07.15 Monday
  • 17:47

 連休初日にバンド練習のため高崎へ出向きました。それなりに練習した後にそれなりにBeeへ出向きます。いつも通り。そこからは少しだけ「いつも通り」ではなくなります。居合わせたパンクバンドのボーカルK君とよもやま話をしているうちにたまたま話に出てきた後輩がこの近所でラーメン屋を営んでいる事を知りました。びっくり。K君が「ちょっと行って見ましょうよ」と誘ってくれましたが、何しろ私はラーメンが嫌いです。O君が言います、「だからぁ、炒飯を食えばいいじゃないですかぁ、ったくもう」。まぁそうだけれど。BeeのマスターN君には「すぐ戻ってくる」と言い残し、しぶしぶかつどことなくドキドキで、O君、K君、私の3人は歩き出します。歩く事5分、このブログにも出てきた事のある「中央銀座通り」アーケード下に件の店がありました。しかし店内が暗い。電気が消えて暖簾が下りている。だが店内に人気を認めたK君が「開いてますかぁ、閉まっていますかぁ、どーなんですかぁー」と、けっこう強引にカチコミます。店内の人物がのそのそと出てきました。「あぁK君、今日は店のトイレが壊れて、店員が閉じ込められて、もうダメだから閉店したんだよ」と言いました。なんだそりゃ。しかしその人物こそ約30年ぶりに会う件の「後輩N君」でした(Beeのマスター『N君』との混同を避けるため『後輩N君』と記します)。K君が「藤崎さん連れてきたよ」と言うと後輩N君は「おぉー、おぉー、藤崎さんじゃないですか、おぉー、Oさんもいるじゃないですかぁ」と大きな声とともに商業的営業的笑みを浮かべました。いいんですよ、そんなに私達に会いたいとは思ってはいなかったでしょう。しかし、なんだか、白髪長髪仙人的ヒッピー服飾後輩N君は、立派に、ご立派にラーメン屋さんを営んでおりますな。感心しました。後輩N君は「まぁ入ってくださいよ、麦酒出しますよ」と言ってくれました。ラーメン嫌い、麦酒好き。お邪魔します。半分電気が消えた店内で4人で乾杯。30年か。そりゃ長いや。なにもかも流れるよなぁ。おいていかれたのもとりのこされたのも一人だけだ。皆さん進化している。こっちは退化しているのに。それはともかく、後輩N君はビンビールをドカンドカンと出してくれました。「あいつはどーしてます、こいつはあーしてます」と色々教えてくれます。そーか、そーなのか。皆さん息災で結構だ。イイ奴もヤな奴も今じゃ思い出だ。むこうはこっちを思い出す事もねーだろう。そいでイイ。嫌な事ばかりでパンクバンドを組んではみたものの、なんの解決にもならなかった。むしろ「でっかくなった痛手」です。30年後の、今の方が「ほんの少しだけ」マシ。気が狂いそうな事の連続だが余生は上向きだ。そんな気がします。で、「ほんの少しだけ」マシな今に会う後輩N君の麦酒で急速に酔いを深めた3人は「また近いうちにラーメン喰いに来るよ」で店を後にします。私は炒飯にしますがね。麦酒はロハでした。ありがとう、後輩N君。Beeに戻り麦酒を呑みなおし。うまいや。いい夜です。O君はすっかり泥酔。「あれぇ、酔っちゃった、あれぇ、(後輩)Nのヤロウ、麦酒に何か入れやがったなぁ」とハウリンウルフしております。K君も「お休み」です。いい夜です。私も結構酔った。雨が降ってらぁ。

 

               

                 オヤスミK君

 

 

               

                 麦酒に「何かを入れられた」泥酔O君

 

 

 

 余談

 世の中にはマメかつ才覚かつ行動力がある人がいるものです。群馬の「カウンターカルチャー」、「サブカルチャー」をまとめた雑誌本を出した方がいるようです。すごい記憶力だし、驚くべき行動力です。K君経由でO君にその雑誌の存在を教えてもらいました。1冊だけO君におごってもらいました。泥酔O君を横においたまま読みました。なんだか判らないけれど、覚えていない事が多いけれど、嫌な事ばかりでわざと忘れた事が多い時期だけれど、思い出したくもないけれど、何だか懐かしい。「後輩N君」と30年ぶりに会った夜だからかなぁ。それとも覚えていないだけで結構楽しかったのかなぁ。判りません、覚えていません。その本の片隅に、いつだったかの私がいました。あぁ懐かしい。地獄な日常をバンドでごまかしていた頃の私がいました。ホントに偶然ですが「何の解決にもならなかった」頃の私です。不思議な事に結構楽しそうな顔をしています。なんだろう。他のページにも懐かしい人がいるじゃないですか。

 

 この夜はそのような「昔」に出会う夜でした。数十年越しで何かが少しは「解決」できればいいなぁ。

 

               

 

 

               

                 片隅にいつかの私がいました 

 

 しかしどこからこの写真が出てきたんだろうか。少しだけ悲しいのは、少しだけ「バンド名」が違っている事です。まぁいいや、過ぎた昔の事です。

 

 何十年か生きていると懐かしむ昔があるのです。そんなになったか、そりゃ腰も痛むわ、そりゃ先の日々に賭けるしかないわ、です。

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